『ウルトラQ dark fantasy』 #2「らくがき」

あれ?面白いよ?何で?(失礼な奴)
前回がダメすぎ*1だったこともあって心の期待値を更に限りなく低く設定しておいたのだけど,良い意味で裏切ってくれた.
宝生舞(この人はパラノイアが良く似合う)演ずる電波主婦はハマっていたし,不気味な余韻を残すラストもすごくよかったと思う.それでこそ怪奇ドラマ.
不満ではないけど,気になった点もいくつか.宇宙人が「宇宙人的容姿」(銀の宇宙服で両手ワキワキ)を持ち「宇宙人声」(ワレワレワウチュウジンダ)で話すところや,人物の台詞がやたらと説明的な点など,描写がいちいちステレオタイプというか漫画的というか,違和感を覚えた.もしかするとこれは「古き良き」特撮へのオマージュとして,「大人」に向けてわざと大時代的な脚本にしているのかもしれない,とは思ったが.
ともあれ,今回のクォリティだったら個人的には文句なし.普通に面白かった.

*1:今読むと冷静さを著しく欠いた感想だった気もする.少し反省