みかづき紅月 『おまもりひまり2 乙女ちっくロイヤリティ』 (富士見ファンタジア文庫)

猫の妖怪・緋毬に守護されている高校生の天河優人は失われた記憶を取り戻すため,夏休みを利用して山奥の生家に帰ることになる.そこで出会ったひとりの少女は狼の妖怪だった.
同名コミックのノベライズ 2 巻.小説は 1 巻から読んでるけど原作は相変わらず未読.けどさほど気にせず楽しめた.たったひと夏のプラトニックな思い出を胸に,数十年に渡って一途に自分を待ち続ける妖怪少女.これぞ(ダメな)漢の浪漫ではありませんか.サービスシーンの挟み方も手慣れたもの,それぞれキャラクターの特徴を活かしながら汁っぽいシーンを描いてくれるので原作未読でも話に入りやすいのは流石.上手い.むしろことごとく寸止めで終わっているのが不自然に思えるという有り様.ノリノリで書いてるみたいだしどうせなら美少女文庫でスピンオフをやってくれたら嬉しいわけですが,無理ですよねー.軽い気持ちで読んでみれば悪くないと思う.