瀬尾つかさ 『円環のパラダイム』 (一迅社文庫)

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

これは、失敗に終わった旅。
玖朗たちの任務は、無残に失敗したのだと、そういう報告の物語である。

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霧の白壁に阻まれ,いくつものバラバラの破片と化し,いくつもの異星と接するモザイク状の世界となった地球.霧の壁に開いた門を通してのみ行き来が出来ることからゲートワールドと呼ばれるようになったこの世界では,わずかに生き残った人類が過酷な生存競争を送っていた.
ぼろぼろになった世界で,奇跡的な平穏を維持するコミュニティ《学園》を守るための戦い.異世界の学園を舞台にした協力したり疑ったりのサバイバルドラマは,雰囲気でタイトルつけるなら「漂流生徒会」かな.ディテール掘り下げすぎずに,ゲートワールドの"過酷な世界"の雰囲気を十分に演出している(できている)あたり,さすが上手いなあと思った.