ツカサ 『銃皇無尽のファフニールVIII アメジスト・リバース』 (講談社ラノベ文庫)

だが、シャルロットはずっと……彼の存在を知った時から、疑っていたのだ。
女性しかいないはずの“D”……その中でただ一人の男。
それは本当に“D”なのかと。

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篠宮都とドラゴンの子である第二世代の複合竜種(ハイブリッド・ドラゴン),クラーケン・ツヴァイ.死んだ都の外見を持つドラゴンに対し,人間の意思を持つと信じるジャンは説得を試みる.
人間と“D”とドラゴンの関係,そして器と力の関係,みたいな.ドラゴンに関する新たな情報が(やや唐突に)明らかになり,クライマックスが近づきつつある感じ.善意でストーリーが進んでいく感覚は嫌いじゃないんだけどね.それにしても,「お,お前……女だったのか!?」をこんな堂々とストレートに表現した小説はそうそうないと思うわ.