ツカサ 『銃皇無尽のファフニール XI プリズマティック・ガーデン』 (講談社ラノベ文庫)

「はい……分かってました。分かった上で、言質を取ったんです。その時の私は幼かったけれど……それでも女の子でしたから」
「――女の子っていうのは、凄いな」
「いいえ、ただ自分勝手なだけですよ」

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ニブルのミッドガルへの侵攻を食い止めた一行は,いっときの短い平和な学園生活を送る.
海,バーベキュー,文化祭.日常回というかハーレム山盛り回というか,そういう11巻.前の巻がクライマックスだっただけに,良くも悪くも落差が激しい.カラーイラストを見てずいぶん堂々とした「パンツ履いてない」だなあ,と思って読んだら本当に履いてなかったのはちょっと衝撃だった.まあでも,やっぱりハーレムを書くのが得意には見えないのよな.とにかく全員の出番を出そうとしてぎこちなくなっているような.次でまた話が動くはずだし,期待しております.