ストリッパーが着衣を一枚一枚脱いでいく様にも似て、山を燃していた紅葉が落ちていくと、やがて冬が訪れた。
時刻は早朝、山道には霜柱が立ち、また布団の中では、イックーさんのシモばしらも勃っておったそうな。
今は昔、夢漏町幕府の頃、さる山寺にイックーさんという、たいそうイキやすい小坊主がおったそうな。下ネタとパロディで構築された連作短編コメディ。下品の方向が自分の好みとはちょっと違うのもあり、いかがなものか……と思いながら読んだのだけど、落語がベースになった話と、附録のオナニー狂の話は普通に楽しかった。今だったらソフトカバーで出ていたであろう、いかにもカクヨムらしい本でした。
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