『セガエイジス2500シリーズ Vol.27 パンツァードラグーン』 (セガ)

SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.27 パンツァードラグーン

SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.27 パンツァードラグーン

サターン版を完全移植した意欲はものすごく買える.のだけど,もう何年も前に「オルタ」が出ている現在,純粋にゲームとして楽しむにはやっぱりちょっときついかも.すでにノスタルジーの対象となったカクカクポリゴンも,『ダイナマイト刑事*1なら味があるで済まされるだろうけど,技術の進歩が反映されやすい3Dシューティングでは「古臭い」としか思えない.10年前の自分はこの画面の中に「新しい世界」と「未来への希望」を確かに感じていたのだなぁ,みたいな郷愁アイテムだった.ああなんか書きながらすごく気持ち悪いこのテキスト.
でも2月に買った『セガエイジス2500シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ 〜トレジャーボックス〜』*2は「懐かしさ」と「楽しさ」が共存してて今でも十分楽しいんだよね.単に技術の成熟期と過渡期との違いなんだろうけどさ.老人の,過去の人生を振り返っての郷愁がメガドラ末期の「ガンスタ」へのそれ.青年の,ほんの数年前の叶わなかった初恋を想う郷愁がサターン初期(そしてポリゴンが珍しかった頃)へのそれ.みたいな.だんだんわけがわからなくなってきたけどやっぱり気持ち悪いことには変わりない.スルースルー.