開始30分でもってかれた.すごかった.
例えば,エンディング間際でこんなテキストが出てくる.
○○は
××に △△した。
RPG では昔からよく使われた,状況を説明するだけのたった2行のテキスト.まあこれだけ読んでも「フーン」としか言いようが無い(ネタバレ回避のため伏字にしたし).
けどたぶん,この場面ではこの2行だけで十分だとわかっていたから,糸井重里をはじめとした開発スタッフは,これしか書かなかったんだろうなぁと思う.この2行を読んだときにはぶわっときたし,思い出すだけでもぶわっとくるから.
コンピュータ RPG だから出来ること,みたいなものを熟知していて,更にその上をいくようにテキスト・演出・音楽ががっちり噛み合っている.「映画的」アプローチに逃げず*1とも,これだけの凄いことが出来るんだ.そんなことが再確認できた.ハード込みでお薦めできる傑作.
あ,クリアタイムは約 20 時間,レベルは 59 でした.
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: Video Game
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*1:便宜的にこんな表現使ってますがそれが悪いとはまったく思ってません