「来るべき災厄」編完結.地球を滅ぼす大恋愛,ってなテーマは好み.……だったんだけど,いまいちノリきれなかった.今回の話の中心にいた月香,強欲王,ナス子,
OASIS といった面子の気持ちがよく分からん,というか唐突だった印象が強かった.恋愛描写がパターン化されてて細かい部分がおざなりになってたような.強欲王の俗っぽさが強調されすぎて,「力」とか「恐怖」の片鱗が見えなかったのも不満だった.著しかった物語のインフレ化がここにきていくらか抑え目にされていた(行くべきところまで行き着いたせいかも)のが
裏目に出たような.次巻からは「解決編」らしいので,出来れば世界よりも家族にスポットライトを当てた展開を,もう一度.