第 2 回
小学館ライトノベル大賞佳作受賞作.無気力な天文観測部ののんべんだらりとしながら甘酸っぱい日常の話.キャラクターの会話中心で進む話はこれといった刺激もなく退屈.かと思ったら後半でアクロバティックにくるっと一回転.
非モテをこじらせるにもほどがある.どうしてこんなになるまで放っておいたんだ! 素で恋愛とか
アイデンティティの話を描きたかったのだとしたら作者を慈愛の笑みできゅっと抱きしめたい.これがギャグだと思ってやっているのだったらそのまま背骨をへし折ってやりたい.どっちなのか見抜けないのが私の読解力の限界なのだけど,どっちにしてもなんか作者を憎めない.でもひとには薦めないよなあ……と思いながら感想をいくつか読んだらわりかし評判は悪くないみたい.私が言うのもなんだけど,みんな懐が深くてええことよ.