残り十一本の刀の二本目を手に入れるため,
因幡砂漠へ向かったとがめと七花.砂漠にぽつんと立つ下酷城に待ち構えるは宇練
銀閣.「
大河ノベル」第二巻.一巻を読んでからムチャクチャ間が空いたけどあまり気にならず話に復帰できた.話が明快なのは大きな長所だと思う.テキストは軽く流すように,特定の元ネタに依らないネタを詰めすぎない程度に散りばめつつ,ハッタリもしっかり利かせてと,エンターテイメントの優等生的なお話.いい感じに力が抜けていて良かったと思う.髪の毛にくるまって眠るという艶めかしいシチュエーションにも肩すかしを食らわされることになったけど,この気の逸らし方はらしくていいなあ.薄いだなんだと言っている
Amazon のカスタマーレビューの中の人は肝心なところが分かってないと思った.まあ薄いのは事実だしお値段的には割高感はあるけどね.ノベルスなら半分以下の冊数に収まるんじゃね? 金払いのいい意地悪なお兄さんだけが読者じゃないんだぜ,っと.