みかづき紅月 『凸凹騎士と最強王女』 (メガミ文庫)

凸凹騎士と最強王女 (メガミ文庫)

凸凹騎士と最強王女 (メガミ文庫)

魔女の気まぐれによって貧乳の呪いをかけられた王女とお付きの女騎士,そして遙か東国からやってきた騎士志願の少年の三人が繰り広げるドタバタファンタジー活劇.作者にしては珍しくお色気かなり控えめで親御さんも安心.しかし結果として語りの硬さとお話の大人しさばかりが目立つという大きな代償を払っていた.「おまもりひまり」ノベライズを読んだときにも思ったけど,エロを交えつつのほうがキャラクターもストーリーもずっと生き生きしたものを作る作者さんだよなあ.下手に全年齢向けを狙うよりエロ&爽やかを追求してくれたほうが読者は幸せになれる気がするんだ.勝手な言い分ですが.