- 作者: ジェイムズ・P.ホーガン,James P. Hogan,小隅黎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1995/12/01
- メディア: 文庫
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てっきりハード SF かと思って読み始めたらなんとも変な話だった.いちおうは時間の異変を追い求める時間 SF なのだけど,出てくるのは幽霊かなにかのように降って湧くアイデアの連続.幽霊だけに足下は不明瞭,なのになんとなくそれっぽく見えてしまうという.これ本当に「人を食った話」だわ.( ゚д゚)ポカーン としたわ.牧師や心霊学者,ドイツ人物理学者のコミカルなキャラクターを見るに,科学やら疑似科学やらの周辺を皮肉った話なのかとも思ったけど,それも少し違うよねぇ.面白いっちゃ面白いんだけど,この言葉にしがたい読後感はどうすりゃいいのよ.