科学技術を失いゆるやかに衰退していく人類と,なんだかよく分からないスーパーテクノロジーを持った
妖精さんのお話第四弾.「
妖精さんの、ひみつのこうじょう」,「
妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」ともにさらっと黒いことやってのけて楽しいなあ.話の組み立てもすげぇ上手い.好き勝手なことをやりながらも,
妖精さんの事情やら騒動の後始末やらはぼやかし,それでいてどことなく余韻も残るという.人類はなぜ衰退したのか?
妖精さんとは何者なのか? っつう疑問を差し挟むより,今はもう少しこのスコシフ
シギな空間を読んでいたい気分.
ツンデレはなぜ素直になれないのか? みたいなこといちいち考えないのといっしょ.もう少し流されていたい.こうして私は衰退していくのです.