森橋ビンゴ『デビルメイクライ4 -Deadly Fortune- 1』　（スニーカー文庫）

作者: 森橋ビンゴ,THORES 柴本,カプコン
出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
発売日: 2009/04/01
メディア: 文庫
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悪魔……そう、悪魔だ。
俺の右腕は今、悪魔のような様相に変わり果ててしまっているのだ。
あの日から。
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城塞都市フォルトゥナで信仰される魔剣教団．教団騎士のネロは，高い実力を持ちながらも，他となじまない性格で周囲から疎まれていた．そんな折．年に一度の祭事，魔剣祭の最中，教団の最高幹部である教皇が衆目の前で殺される．犯人は真紅のコートを羽織った男，ダンテ．
同名ゲームのノベライズ．銃と剣を携えたふたりの男/悪魔の運命が交錯する．作者が「ゲーム会社勤務」というのは聞いていたけど，それがカプコンで，しかも「デビルメイクライ」の開発に関わっているのは知らなかった．原作未プレイだけど読むうえで差支えはなかったように思う．むしろ，ボスの外見や技の表現がゲーム（のグラフィックやシステム）に忠実というか，説明的に過ぎる印象で気になった．書くべきところと書かなきゃいけないところと書かなくていいところの区分けというか，このへん，ノベライズの弱点がもろに出た感じだったなあ．