長谷敏司 『円環少女《サークリッドガール》 13 荒れ地の楽園《エデン》』 (スニーカー文庫)

円環少女 (13) 荒れ野の楽園 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (13) 荒れ野の楽園 (角川スニーカー文庫)

ここは地獄ではなく“救い”ある楽土でもない。ここはただ人間が生きる場所だ。だから、敵でも味方でもなく、人間がいるだけだ。

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《神》が降臨し,魔法は公然のものとなった世界は,未来の魔法使いの干渉のもと,混乱のさなかにあった.仁とメイゼル,《最後の魔法使い》きずなは,神意を完全にせんとする神聖騎士団と,そして未来へ向かおうとしている舞花のもとへ向かう.
《真なる悪鬼》と小さな魔法使いの最後の戦いと,その行き着いた先にあるもの.紛れもないシリーズ完結編.ワンシーンごとにいろんな思い出が蘇り,いやが応でも気持ちが高まっていく.そんななかで,メイゼルの成長をうかがわせる描写があったことにはちょっとびっくりしたw
まさに集大成と言える最終巻でした.2005 年の一巻から約 6 年半,付き合ってきてほんと良かったと思う.お疲れさまでした.