- 作者: 東出祐一郎,品川宏樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 文庫
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それじゃ、互いの望みを叶えよう」
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瞳がカッと見開き、瞳孔が捕食獣 のように残酷な色を帯びた。
「──殺す。引き裂き、引き千切り、霞に散れ!」
「──殺す。貫き、抉り、塵に還す!」
「──殺すッ! 全てを賭けて全てを投じて君という存在を虐殺する!」
この世には罪なきひとを狩る"クラブ"が存在する."クラブ"への復讐のため,世界中を旅する"ケモノガリ"こと赤神楼樹は,ドイツに到着した.次の標的は,
ケモノガリ・ロキの復讐は続く.
暴力や殺人の描写もどこかほかの作品と違って見えるんだよなあ.取り立ててグロいわけでもないし,かといって痛みが伝わるようなリアルさともまた違う.うまく言えないんだけど,しかしタイマンの殺し合いを「異常なまでの爽やかさ」という言葉で表す作品はそうはないと思うんだ.まとめると,すっげぇ楽しい傑作でした.