カンピオーネ!〈12〉かりそめの聖夜 (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城,シコルスキー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 文庫
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「あれか? 今のサンタはともかく、赤くない頃のサンタはむしろ聖ニコラスとかいうべきで、そいつが地上に出てきたら『まつろわぬ神』になるかもしれないと?」
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「“かもしれない”ではなく、なるでしょう」
あっさりとリリアナは認めた。
「地上に降臨した聖ニコラスは、おそらく大地の属性を持つ豊穣の神にしてカトリックの聖者という神格になるはずです」
クリスマスも近づく頃.のんきな日常を送っていた神殺しの
唐突に日常ものに回帰(?)したシリーズ 12 巻.お話的には箸休めになるかな.10 巻(感想)と 11 巻(感想)で『最後の王』との戦いに区切りがついたところなので,空気はむちゃくちゃ弛緩している.他の魔王が好き勝手に引っ掻き回したのを尻拭いする話で,緊張感がぜんぜんないのよなー.武侠の姐さんというのが最強のトリックスターたりえるというのはすごくよく分かったけども.