RIGHT∞LIGHT〈4〉夜天の頂へ、右手を伸ばす (ガガガ文庫)
- 作者: ツカサ,近衛乙嗣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/12/18
- メディア: 文庫
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十二月二十二日、火曜日。
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世界の“おしまい”まであと一日。
予言された世界の終焉まであと少し.予言の鍵である少女・倉野英里香を抹殺することで収束を図ろうとするヒースと,英里香を守ろうとする父・倉野正行が対峙する.
シリーズ完結編.Q.世界を取るか,ひとりの少女を取るか.どちらかしか選べないならどうする? A.両方とってみせましょう! 的な.そう思って読むと,なんだかんだとテーマは最初から一貫していたんだなあ.「世界の“おしまい”」を防ぐ手段は素晴らしかった.「アルマゲドン」とも「妖星ゴラス」とも違う,壮大な方法はライトノベルでなければなかなか出来ないものじゃないかなーと思う.そこへ至るまでの話の積み上げが足りず,すごいことをやっている割にいまひとつ盛り上がらなかった気がするのは私だけかな.そこがもったいないのと,結局のところ大きな問題(ラブコメ的な意味で)が解決していないのは気になるところではあったけども.約5年間,お疲れ様でした.