- 作者: 小川一水,富安健一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
そうして、何が起こっているのかほとんど知られないままに、太陽系人類文明の最後の騒乱の幕が、とうとう上がってしまった。
Amazon CAPTCHA
決定的に決裂した
「シリーズ中盤のクライマックス、ついに終結」.互いを憎みあう者あり,融和を図ろうとする者あり,その陰に暗躍するものあり.終始わくわくしながら読んだ.ミクロ視点とマクロ視点,いずれもおざなりにせず,投げ出さないストーリーテリングは良いよなあ.デビュー当初からの作者の持ち味がこれ以上なく存分に発揮されている.恐らくここから「メニー・メニー・シープ」(感想)につながっていくのだと思うけど,しかしどこからどう収集をつけるのか,現時点ではさっぱり想像できない.次を早く読みたいところであります.