- 作者: 道端さっと,春日歩
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: 文庫
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「あいつのは推理と言うより、ただの『こじつけ』だからな。適当にデタラメを並べてみて、それがしっくりきたら畳みかけるようにこじつける。ホント、勘弁して欲しいぜ」
明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫) | 道端さっと, 春日 歩 |本 | 通販 | Amazon
高校生の小林修司は,なにか起こるたびに幼なじみの明智京太郎から犯人呼ばわりされるのであった.第13回えんため大賞優秀賞受賞作.「こじつけ」というよりは「思いつき」のほうがしっくりくるかねえ.思わせぶりな伏線が結局生かされていないとか,ヒロインポジションにいる明智二重(妹)をはじめ,キャラクターの性格がどうも一貫していないとか,欠点のほうばかりが目につく.古今のミステリから本歌取り(?)しながらのテンション高めのトークはわりあい好きではあるんだけど,いまひとつ面白くないし,面白くなる感じもしないのよなあ.