内山靖二郎 『メイジオブリージュ』 (MF文庫J)

いま俺が本物の魔法を目の当たりにして、恐れを感じているのと同様のことを、アカデミーも感じているとしたら……
「ただ、教えて、広めていくだけじゃあ駄目なのか」

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混沌(カオス)が世界に満ちた時代.魔法都市エーラムを統治するアカデミー.魔法大学に通う少年,ビンスと同級生の少女マルティナ,同じく同級生のメノウは,この世界の勢力争いに巻き込まれてゆく.
「グランクレスト」のシェアワールドトーリーのひとつ.メイジ,ロードなどの勢力がしのぎを削るファンタジー世界の政治力学の片鱗はちらちらと仄見える.紙幅があればおそらく良いものになったのであろうという感じはあるのだけど,普通に読んだ限りではよくあるライトノベルレーベルのファンタジーでしかないのよなあ.