川岸殴魚 『人生 第8章』 (ガガガ文庫)

「慣れていないのだ。両親から挨拶など時間の無駄、不必要と教育を受けてきたから。家でも家族は誰も挨拶はしない。おやすみ以外は」
「なんで、おやすみだけ……」
「これは推測なのだが、なにも言わずに急に動かなくなると、死んだと誤認される可能性があるからではないだろうか」

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矢の如く訪れた新学期.新入部員がひとりもいない第二新聞部は,生徒会長の嫌がらせによって廃部の危機に陥っていた.勧誘活動をはじめるも,案の定新入部員がやってくる気配はない.そこへ現れた救いの主は,モルドバからやってきた留学生の少女だった.
7月からのアニメ放映直前.久しぶりに新キャラ登場となる八巻.読むたび同じことしか言ってない気がするけども,安定してキレキレである.絵美さえまだ馴染んでいる気がしない(個人の感想)のに,さらに新キャラ投入でどうなんだろうと思ったら,やっぱり微妙に馴染んでいない気がするが,まあなんとでもなるであろう.それにしてもなんでモルドバなんだろう.モルドバ料理とかモルドバの楽器とか出されてもまったくわからないよ,っていうかそういうもやっとしたのを狙ったんだろうけど,それにしてもなんでモルドバ