楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 八杉将司,虚淵玄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: 文庫
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「……あなたなら、人類と本当の友達にもなれたはずなのに」
楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA) | 八杉 将司, 虚淵玄 |本 | 通販 | Amazon
西暦2400年,ナノハザードによって廃墟と化した地球を離れた人類は,地球と月のラグランジュポイントに作られた電脳世界である
来月公開の虚淵玄脚本を日本SF新人賞作家がノベライズ.余計なものは足さず脚本を忠実になぞっている感じの,よくある「原作に忠実なノベライズ」かなあ.完成したサイバーパンクなので,ストーリーはわかりやすいのだけど,単体で読んでもあまりビジュアルイメージが膨らまないし,どっちかというと古さを感じる.サイバースペースとか深宇宙探査船とかロケットを造る人工知能とか「手刀を切る」仕草とか,アニメにするととても面白そうな絵面には溢れており,つくづく「SFは絵」を実感するのだけど,このノベライズではなぞる程度に収まっているのは残念.映画は観に行きます.