- 作者: 屋久ユウキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/18
- メディア: 文庫
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なんというか、すごく真剣に二人のことを考えている。なんだこいつらいいやつかよ。
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作戦会議のときも思ったけど、リア充ってなんというか、自分のことだけを考えているわけではないというか、きちんと集団に属して他人のことを考えてる人が多いと思う。もちろん、みんながみんなそうではないんだろうけど、逆に言えば、こうして他人のことを真剣に考えられる心を持っているからこそ、多くの人に好かれて、受け入れられて、リア充になることができるのかもしれない。
たしかに一人でずっとゲームをしているだけじゃ、気づきにくいことだよな、これって。
夏休みが始まった.映画にバイトにバーベキューと,日南から次々と課題を与えられた友崎は休む暇もない.この夏の最終目標として,菊池さんと付き合うことを命じられる.
ゲームにはプレイヤーがいてキャラクターがいる,人生というゲームには,プレイヤー目線の目標があって,キャラクター目線の自分がいる,という.「人生はゲーム」,「ゲームのように人生をこなす」という考え方を,さらに一歩進めて青春の悩みに昇華しているのがとても良い.考えて,観察して,努力することで得られるものや見えることが,シリーズ通してきちんと描かれているのよな.リア充だって生きているんだから,安易に爆殺してはいけないのだということを教えられた.本当良い作品だと思います.