鈴木大輔 『文句の付けようがないラブコメ7』 (ダッシュエックス文庫)

文句の付けようがないラブコメ 7 (ダッシュエックス文庫)

文句の付けようがないラブコメ 7 (ダッシュエックス文庫)

たぶんこれが本当のラストエピソードになる。後にも先にこれ一回きりの横紙破り、少しだけお付き合い頂ければ幸いだぜ。

……いいかな?

いいよね?

じゃあ始めよう。ビールと餃子でもつまみながら聞いてくれや。

セカイと世界を救うため奮闘を続け,四十六兆の四十六兆乗回のやり直しを経てたどり着いた真のエンディングを描く,シリーズ最終巻.ストーリーそのものの謎明かしは六巻(感想)でほぼ完結しているため,アフターストーリーのようなものに終始している.エンドロールというかアンコールというか,それこそラブコメというか.六巻七巻セットで,TV版エヴァ最終二話のような雰囲気になっている.酒を飲むシーンが引きも切らずで,幸せな日常が「酒」に代表されるのも独特と言えば独特なのかな.全七巻と長くない割に中だるみがかなりあった印象だけど,終わってみれば良いシリーズだったと思います.