- 作者: 樫本燕,ぴょん吉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/24
- メディア: 文庫
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……僕に能力を発動する気がなかったのに、時間は早送りされた。これはいったいどういうことなんだろう。
自分の意思とは無関係に時間が早送りされる。
それはちょっと怖すぎる。
晴れて希美と彼氏彼女になった優太.早送り能力は封印してふたりの思い出を作っていこう.そう決意をしたその矢先,まったく意図しない早送りが発動してしまう.優太が今日だと思っていた日はすでに2週間前となり,その間に考えもしなかったクラスの風紀委員になっていた.
「早送り」によって,知らぬ間に巻き込まれていた系ラブコメ,第二巻.今回は堅物で怒りっぽくて苦手だなと思っていた風紀委員と知らぬ間にいい仲になっていたでござるの巻.ミステリではないんだけど,話の組み立ては出題編からの解答編,みたいな趣がある.一巻(感想)とほぼ同じ流れで,主人公が主体的に動くというよりは,後追いで行動しているところが多いのが気になる.悪い小説ではないと思うのだけど,大きな流れも含めて,ちょっと個人的に気に入らないところが多いかなあ.