- 作者: 屋久ユウキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/10/18
- メディア: 文庫
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こうして、ナチュラルめのメイクとかスタイルをよく見せる下着とか、女子高生にとって一番の武器である制服とか、そういうのをまるごと取っ払ったなにも着飾ってない素の自分と対峙するとき、ときどきこんなことを思う。
私ってたぶん、自分のことがあんまり好きじゃない。
これは病んでるとか自虐っていうよりも、漠然とそう思ってるってだけの感覚で。
登場人物の中学時代の話や,本編の幕間にあった出来事を描いた短編集.中学時代のパーフェクトヒロインが初めて男の子とおつきあいする「プレパーフェクトヒロインの憂鬱」,陸上部を引退したみみみの迷いを描く「振り切るためのスピードで」.六巻のラストと今月の七巻をつなぐ「そして、そのあとの話。」あたりが良かった.
作者の書く女の子の一人称の語りかなり好きだなあ.デビューから友崎くんしか書いていないから今まで気づきようがなかった.続きも楽しみだけど,女の子が主人公の長編もいつか読んでみたいなと思ったことでした.