- 作者: 屋久ユウキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/10/18
- メディア: 文庫
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ということで俺は今日の初詣でお願いしたことを、そのまま伝えることにした。
「俺は……『努力したぶんだけ結果が返ってきますように』、って」
友崎が菊池さんと付き合い始めてから年が明けて,二年生の三学期.そろそろ進路のことを考える時期.リア充になるための課題をこなしつつ,友崎は自分が本当に「やりたいこと」を考える.
新しい出会いと見え始めた未来,その陰に漂い始める不穏な空気.「新章」こと友崎くんe-Sports編開幕の第八巻.人生はゲーム,だからこそ本気で取り組む価値がある,という価値観をはっきり打ち出したのは好きなんだけど,ストーリーはまったく想像してなかった方向に進みはじめた.マクガフィンだと思っていたアタファミが,こんな意味を持ってくるとは思わなかったし,正直かなり困惑しているぞ.どういうふうに話を運んで,どこに着地させるのかまた想像できなくなったのはいいこと,なんだろうか.行く末を見守りたいと思います.