旭蓑雄 『シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!②』 (電撃文庫)

シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!(2) (電撃文庫)

シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!(2) (電撃文庫)

  • 作者:旭 蓑雄
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: 文庫

「ユニコーンって呼ばれてる天使よ。人に純潔でいるように求める、はた迷惑なやつら。でも自分たちも異性恋愛禁止だから、こじらせきったやつが多いのよ」

「……天使なのに?」

「そう。異性愛がダメでも、同性愛ならオッケー! みたいな」

「……なんか、いままで抱いていた天使のイメージと違いますね」

怠惰の悪魔シノは,社畜リーマン拓務を堕落させるべく,引き続き頑張っていた.ある日アパートの隣の部屋に,全体的に白いひとが引っ越してきた.勤労の天使,ルルと名乗る白いひとは,自分を甘やかしてくれる者を求めていた.

勤労上等の社畜と怠惰の悪魔の同居生活に天使勢が乱入する第二巻.生真面目で甘やかしたい堕落の悪魔と,動くことさえ面倒くさいニートな勤労の天使が出会ってしまう.星新一の「平和の神」をベタ甘なラブコメにしたみたいな話.プラトニックの縁でラブラブしているふたりの様を眺めたり,夢見りあむみたいな天使が気持ち悪かったりする様をただただストレスなく読むといい.ひたすらラブラブでした.



kanadai.hatenablog.jp