ゆっくりとその
戦士 の姿が現れる。獣の骨で作られた不気味な仮面。仮面の後ろに流れる銀色の髪、つややかな褐色の肌。
鍛え抜かれた肢体は野生動物のよう。
そして肩に担いでいるのは……。
悪名高き〈屍喰らい〉か。
辺境伯から“黒衣の男”の目撃情報を知らされたシェイたちは、駆除騎士団と協力して外域の探索を行うことになる。主要四種の生活域の外にある、魔獣たちの世界である外域。駆除騎士団はそこで“変異種”と呼ばれる魔獣の正体を追っていた。
〈屍喰らい〉を操る最後のユグール族と、ユグール族を殺し尽くした〈縁砕き〉使いが正面からぶつかる。最後の呪剣士と戦場鍛冶師の物語、第三巻。教会に仕え、シェイを