「あなた、本当にわたしのこと好きよね」
「そりゃねー……」
「…………………………………………………………」
否定しなさいよ……。気を抜きすぎでしょ……。
ぼんやりとお湯に浸かってるからって、本音を漏らさないでほしい……。
ティアラ☆スターズプロジェクトも後半。今度はユニットを変えて、夕陽とやすみは同じユニットに入ることになる。夕陽をリーダーに据えた新ユニットだったが、年上の新人、羽衣纏はなにか思う所があるようで、ギクシャクした始動になってしまう。
「アイドル声優活動をしたくない」という年上の後輩にかつての自分を重ね、リーダーとして成長を見せる夕陽。そんな夕陽を見て不安を覚えるやすみ。そして始まる二人の同棲生活。確かな成長と飛躍が描かれる第八巻。乗り越える壁だったりすれ違いだったりは当然のようにあるのだけど、ライバルであり友人であり嫌いなやつという二人の関係が、なんというか完全にできあがってる感がある。良い意味で安心して読める。というかやっぱりアイマスじゃないですか(あとがき)。アニメ化も決定したことだし、ますます楽しみになってきました。
あぁ。
悔しい。
悔しい悔しい悔しい――!
ここまで、ここまでやるか! あぁ最高だわ、そして最低だわ!
昂揚感はとっくになくなり、悔しさだけで胸がいっぱいになる。