「じゃあ私が要求するのは……」
「……ごくり」
何を要求される?
「私と一緒に寝ようぜ?」
「……は?」
佐々木健斗はこの四月に大学三年生になった20歳。大学入学以来ずっとひとりで講義を受けていた健斗の隣の席に、ひとりの美女が現れる。ちょっと変わった美女、伊藤奈月は、その日から健斗の隣の席に座ってはちょっかいをかけてくるようになった。
ぼっちの男子大学生に訪れた突然の変化と、それからの約一ヶ月の日々を描く、第4回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門特別賞受賞。基本的にはタイトル通りのことを書いた、平凡な日々の話ではある。ぼっち男子の内面は噛み砕いていてわかりやすい。一方で、紙でまとめて読むには平坦な展開とテキストに難があるのと、主人公の魅力がいまいちわかりにくいのが欠点。個人的には欠点ばかりが目についたかな。
