てにをは 『また殺されてしまったのですね、探偵様 6』 (MF文庫J)

氷室の中央に寝かされていたのは男の死体でした。

そしてその死体には首がございませんでした。

ひんやりとした空気が私の肩を撫でていきます。

首を断たれて殺された探偵、追月朔也が見知らぬ屋敷で目を覚ますと、自分の身体に知らない頭が乗っていた。首の持ち主は、探偵一族鴉骸木家の次期当主、鴉骸木學水。他人の頭に自分の意識が乗っている奇妙な状況に陥った朔也は、鴉骸木家殺人事件の謎を解くことにする。

場所は因習村の巨大な屋敷、被疑者と容疑者は探偵一族、鴉骸木家。自分の身体に他人の頭、なのに意識は自分が持っている。この奇妙な状況で公開密室殺人事件が起こる。舞台がいきなり変わって、てんこ盛り盛りなシリーズ第六巻。「死んで生き返る探偵」というシリーズの特徴に加えて、「神秘(オカルト)論理(ロジック)が入り混じる」というエクスキューズとハッタリの使い方が本当に巻を追って上手くなっている。満足した。アニメ化も控えて、今後がますます楽しみです。




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