こうした近距離の銃撃戦というのは、プレイヤーに特有のものであろう。〈防腐処理〉の効用があるため、銃創は必ずしも致命的な怪我とはならない。現に、
神楽 にしても幽鬼 にしても、一発ずつ弾丸をもらっていながらも元気よく動いているわけだ。プレイヤーにとって、銃は決して必殺の武器ではなく、言い訳のきかない至近距離から急所に打ち込んでやらない限り、決定打にはならない。
自分でも意外なことに、さほど感情は動かなかった。
もっと、泣いたり喚いたりするものと思っていたのだが。ただ、諦観だけがあった。ついにこうなってしまったか、という。
こんなにもあっけないものか。終わりの始まりというのは。
無意識のうちに「納得のいく負け」を求めていた
