寝起きとか寝る前とかに『苺ましまろ』読んで，どうでもいいことを考えたり考えなかったりしている．多分，あまり頭を使わずに読めるからだろう．深読みというほどではない．
例えば，ばらスィーというペンネームは「素晴らしい」から「す」を抜いてできたものなのか，はたまた「薔薇」+「sweet」からきてるものなのか，とか．ただし，ちゃんと調べる気は起きない．
大体どの漫画でもそうだけど（いや，漫画に限らず），何回か読み返すうちに作者側の意図とは違ったベクトルで見ることが可能になる．
上の例とかもそうだし，私の場合，信恵（姉）の行動や立ち位置について無駄に考察してみたりしているのもそうだろう．
この信恵，16歳で酒とタバコを常習している．酒とタバコと言えばともに鎮静効果がある嗜好品．
ここで，自分の経験と重ね合わせてみる．
私が喫煙を始めたのは今年に入ってから．週におおよそ数本ペース．今の時代，成人してからタバコを吸い始めるというのは稀なケースではなかろうか．ちなみに，成人するまで待っていたわけではなく，単に興味がなかっただけ．
自分が喫煙者になってはじめてわかったのだが，タバコって鎮静効果がかなり強いのね．効き目は長くないし依存性もあるものの，これはかなり魅力的．なるほど，これなら寿命やら身長やらその他諸々を縮めてでも吸おうという喫煙者の気持ちも理解できる．喫煙を始めるまではタバコを吸いたがる中高生は単なるええかっこしいだとばかり思ってたけど，実は思春期のイライラを治めるために必要だから吸ってたんだということが理解できた．
酒のほうは，副作用のほうが強く出る体質な私にはよくわからん．一人で飲んでもうまいとも楽しいとも思わないし．
で，結論としては，
- 信恵姉もいろいろストレスがたまってるんだなあ
- 喫煙を求める未成年者には吸い始める前に精神安定剤でも配布してやったらどうだろう
2つ目の結論は喫煙者減にそれなりに効果があると思うがどうだろう．ちなみにこれは中学時代の自分にもしドグマチールを与えてやったなら，三重苦（暗い・痩せ体質・性欲もてあましすぎ）を克服できてもっと有意義な青春が送れたんじゃないかなぁ，との妄想に基づく．
最後に．『苺ましまろ』は正面から読んでも十分に面白いです．
