夢日記(夢日記リスト)

今はもう使われなくなった高速道路の脇に茂った小さな森.その奥には小川がせせらぎ,涼しい風が木々を静かにざわつかせている.
入り口付近に10歳くらいの少年が一人.中に入っていく.
その小川では,ある生き物が育てられていた.きれいな水の中を泳ぐ生き物たち.人間と魚が融合したような,それでいて人魚と半魚人とも違ったフォルムをしており,その個体差はかなり大きい.肌色をした人間の手に似たヒレを持ったものもいれば,ほぼ人間のものに近い,しかし目のついていない頭部を持ったものまでおり,サイズは,小さいものは5センチ,大きいもので1メートルほどのものまで様々.ただし普通なら感じられるであろう不気味さはまったく感じられず,森は不思議な安らぎのようなものに満たされている.
世話をしているのは一人の女性.川のほとりにいたところで少年と出会い,色々な話をする.魚のような生き物たちも川岸近くに集まってきて2人の会話を聞いている.
その女性曰く,この生き物たちはある程度育つと人として生まれ変わることになる.ただ,たまに成熟しきらないうちに生まれ変わってしまうものもいて,そういった子は幸せに生きることはできない,らしい.話をするうちに突然少年が泣き出す.不幸な運命を背負った赤ん坊のことを想い,涙を流す少年.女性と目のない魚のような生き物が共に困ったような顔をした.目が無くてもその表情は豊かで,不気味さはなくむしろ愛嬌が感じられる.
ここで女性が少年に「この子たちが生まれてくるところを見てみたくない?」と提案する.孵化場のような場所が川の上流にあるので,行ってみないかということだった.喜ぶ少年.女性は少年に孵化場へ入るのに必要な,虫眼鏡のレンズのようなものを2つ手渡す.


…ここで目が覚めた.文章が下手くそで申し訳ないです.ファンタジックな感じの夢だったのだと思ってください.
「これって星新一の短編で読んだ気がするなあ」と思いながらこの夢を見ていたのですが,起きてから考えるとあまり星新一っぽくなかったですね.