こんな兄ではなく,優しい姉が欲しかった

以前,妹に吐かれた台詞である.彼女は普段からこんなことばっかり言ってるので大して気には留めなかったのだが,そんなこといったら私だってやさしい姉が欲しいしお前みたいな奴ではない可愛い妹が欲しいし(……中略……)が欲しい.
のだけど,私もオトナである.自分の不満はひとまず飲み込み,ちょっとでも妹の願いを叶えてやろうと努力することにした.具体的には,おネェ言葉で接してやることにしたのだ.義姉? なにそれ.
妹は「キモッ」と言いながらも別に嫌がる風でなかった(喜んでもいなかったが)のでしばらく続けていたのだけど,すぐに飽きた(私が).妹の持つ「お姉ちゃん観」が聞けたこと(少女漫画的なベタなものだった),おネェ言葉はけっこう難しいとわかったことが収穫だった.おネェ言葉を日常的に使いこなすのは適性のある人(男が好きという意味ではない)でないと難しいと思ったのだがどうか.