森橋ビンゴ 『三月、七日。 〜その後のハナシ〜』 (ファミ通文庫)

微妙にネタバレ.

三月、七日。―その後のハナシ (ファミ通文庫)

三月、七日。―その後のハナシ (ファミ通文庫)

愛しあう二人が実は兄妹だったというハナシのその後の顛末.続編が出るような話だと思ってなかったので出版を知ってちょっと驚いた.
んだけど,読んで納得.前巻は「いまいち」な評価を下した記憶がある*1のだけども,そのラストで残ったままだったもやもやを晴らしてくれるいい完結編だった.三月と七日の視点が交互に書かれる構成は前巻と同じながら単純に文章も上手くなっているようで,すっきり読みやすくなってる.結末は大体予想通り*2だったけど,ラノベであんまりどろどろされても困るし,無難ではあるけど綺麗な終わり方だったと思う.
よくわからないことを「よくわからない」といえる勇気は大事だな.

*1:過去ログを読み返すようなことはしない

*2:誰でも思いつくであろうふたつの予想の良いほう