グロい.でもって救いがない.徹底的にグロく,みたいなテーマで書いたのかしら.悪くないんだけど,作風にあまり合ってない印象を受けた.手長鬼と殺菌消毒のエピソードの繋がりが弱く感じられたり,今回は導入がえらく強引だったり,グロに気を取られたのかどーもちぐはぐなような.あと,続編に向けての伏線や含みを増やし過ぎじゃないのかなぁ.先が読めないと言えばそうなんだけど,キャラクターやら設定やらを後付けで無理矢理(しかもいっぺんに沢山)増やしたようにしか見えなくて,今後になんか不安.文章表現力は変わらず眼に刺さるくらい鋭く光っていると思うんでそこは全肯定したい私なんだが.