- 作者: 西野かつみ,狐印
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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主人公が男として一人前になってから,とか二人が愛し合い心を重ね合わせることで「かのもの」の覚醒が促されてむにゃむにゃ,とか設定上の理由はあるにしろ,寸止めの理由として留め置くには弱いと思うんだがなぁ.みんなに問い掛けたい気分.愛の辿り着く最終到達点はセックスなのかい?
しかし最終的な落としどころがよくわからんなぁ.乳や尻を普通に見たり触れたりする仲になっている時点で,もはや肉体的合体は物語のクライマックスにはなりえない気がするんだよねぇ.しかるべき場面をよっぽど上手くもってこない限り ( ´_ゝ`)フーン で流されそうな予感がするし.いや,その盛り上がりを上手く描ければ傑作になる可能性もまだ十分にあるとは思うし,もしかしたら最後まで寸止めでいくのかもわかんないけど.ただそこまで付き合っていくのが徐々に辛くなり始めているのも事実で.もう,ゴールしてもいいよね?