約90分.前作にあたる『シャイニング・ティアーズ』が悲しい出来だったため本作にもまったく期待せず半ば義務感で購入したわけなんですが,その期待をまったくもって裏切らなかったことに深い脱力感を感じている今です.ゲームシステムは百歩譲るとして(本当は譲りたくないが),ふた昔前の和製ファンタジーからそのまま抜き出してきたようなフレーズや用語の数々はもう少しどうにかならなかったもんかな.なんか体がむず痒くなってくるよ.
約1時間.↑で荒んだ心が癒された.こちらは王道ファンタジーなのに洗練度合いで遥かに凌駕.重厚でコミカルなグラフィックと崎元仁の BGM も相俟って雰囲気がすげぇ.アクションから離れていた身なのでいくぶん苦労もあるけれど,コンティニューの繰り返しも苦にならない.『プリンセスクラウン』云々やゲームに対する好き嫌いは置いといてもファンタジー好きに広く薦められるんじゃないかしら.