大西科学 『ジョン平とぼくと』 (GA文庫)

ジョン平とぼくと (GA文庫)

ジョン平とぼくと (GA文庫)

ライトノベルというよりはジュヴナイルっぽいファンタジー.凝りすぎない現代魔法理論は頭にすっと入ってくる感じでわかりやすく,優しい空気を感じさせる文体とマッチして一種独特の雰囲気を形成しているようだった.このへんはかなり好みだった.
幼馴染との距離感はこのくらいのほうがむしろ燃えるので良し.朝起こしに来るのが当然の二次元世界(小説を二次元と呼ぶかどうかはともかく)では新鮮な存在だしね.それが普通の二次元存在と思っている腐れ野郎は私だ死ね.*1
いくつか回収していない伏線があるようなので,続編ではその回収と世界観の補強をお願いしたいかな,と.

*1:韻を踏んでるのよ