- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 単行本
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で,感想.導入編としてはこんなものかな.肩の力を抜いて読める娯楽小説という印象で素直に楽しかった.ただインパクトはかなり弱かったなぁ.真っ当すぎるくらい真っ当な出だしだったからか.七花と蝙蝠の対決も,過去の西尾作品と比較するとハッタリに欠けて物足りないと感じた.いくら「来月以降のお楽しみ」だからっつってもさ.大仰な設定や怪人が跋扈する(するであろう)様子から山風先生を連想しつつ読んだのだけど,比較するのは現状やっぱり辛いわな.次巻以降でどう転ぶかは気になるかもしれない.
まとめると,気楽に楽しむぶんにはいいんじゃない? というのが個人的な感想.なんだけど,12ヶ月連続刊行ということを考えるとぶっちゃけこのボリュームで 1,029 円は高くないすか? いやまあこの巻はテンション抑え気味だったぽいし,これから盛り上がっていくのだろうと予想はつくんだけど,この巻だけで考えると次以降手を出すか迷いが出るよ.