円城塔 『Boy's Surface』 (早川書房)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

「数理的恋愛小説」.頭の良いひとの考えることはよく分からねぇ.と私より頭の良い知人が以前言っておりましたが,まさにそんな感じのバカ小説.下手な感想を書くと頭の悪さが露呈しそうな本.とか書いてる時点でもう露呈してるようなもんだけどな.というかとっくの昔に露呈してることにお前は気づいてないのかと以下略.まあいつも通り感じるままに書くだけのことよ.
表題作「Boy's Surface」.否定されるレフラー予想とはつまり p.63 の一文であり,イコール初恋の不可能性に集約されるのかなと.

誰かと、誰かを想像することを一致させる極限。それがレフラーの目指したものだ。

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恋愛小説であることはたぶん間違いない.『オブ・ザ・ベースボール』も買ってあるんで今週末にでも読むぜ.