六塚光 『Le;0 -灰とリヴァイアサン-』 (一迅社文庫)

Le;O-灰とリヴァイアサン- (一迅社文庫)

Le;O-灰とリヴァイアサン- (一迅社文庫)

ポールシフトの影響によって日本列島は弓状に並ぶ無数の小さな群島になり,海には巨大海獣が闊歩するようになっていた.人々は島にやってくる海獣を退け食料とするため,彼らの中から生まれる吸血鬼を頼みにしていた.
いろいろ味付けはしているけど基本線は『七人の侍』のほうが近いのかな.流浪の男女がやってきて,経済封鎖と海獣に苦しむ島を救うという.そこに大海獣対吸血鬼、南海の決闘を乗っけたみたいな感じ.話は明快,必殺肉弾技だの封じられたなんちゃらだの悪のりしすぎだろうくらいのかっちょいいアイテムがてんこ盛り.やあ楽しかった.特撮にオリジナルがありそうなネタがいくつかあったんだけども私にはよく分からんかった.まあ分かればより楽しめるんじゃないかな,くらいで.あと水着と日傘の組み合わせってすごくいいよね.続き出るのを楽しみにしてます.