木野裕喜 『スクールライブ・オンライン2』 (このライトノベルがすごい!文庫)

「僕が目指すのは、唯一無二の城主ギルドです」
僕が見据えているヴィジョンに、《心の欠片》(フラグメンツ)以外のギルドなんて存在しない。


「つまり、《心の欠片》(フラグメンツ)が五つの城を全て専有します」

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幼なじみの沙耶,留学生のユマとともに新たなギルド《心の欠片》(フラグメンツ)を立ち上げた零央.オンライン世界の3Rを変えるための一歩として,攻城戦で最弱の城を攻め落とすことに決めた零央たちは行動を開始する.
「学園×オンラインゲーム小説」の第二巻.学校の方針がネトゲのアップデートで簡単にひっくり返るのはやっぱいかがなものか,という前提はもうこの際置いとくとして.オンラインゲームの中で改革を行った結果が,現実の学園にどう反映されるのかが,いまいちイメージ出来ない.一巻に比べれば面白くなっているのだけど,やっぱシステムにもルールにも無理があると思うし,まだ説得力が足りないとも思う.