これは,私の母校での話.この高校には2つのバレー部が存在していた.
ひとつは正統バレー部.これはまあ普通のバレー部で,名前だけはいかめしいものの,坊ちゃん連中の集まりで大して強くない.
もうひとつは海賊バレー部.正統バレー部の甘さに嫌気がさしたはみ出し者(苦笑)の集団で,試合ができる最低限の人数しかいないものの,基本的に全員スポーツ万能であり,また身長2mを超える大男が2人いるなど,能力は正統バレー部のそれを大きく上回る.何故か全員が『ファイティングバイパーズ』にでも出てきそうな風貌をしているのが特徴.
普段は不干渉の関係を保っている両部だったが,ある日,試合で決着をつけることになり,高校OBである私と友人数名とでその勝負を見届けることになった.何の決着かはよくわからないのだが.
試合は一方的な海賊バレー部ペース.正統バレー部は体育館の壇上からサーブを打ったり(反則)コート上の選手の人数を3人ほど水増しする(反則です)などの奇策で対抗するものの,強烈なアタックと確かな技術を持つ海賊バレー部に手も足も出ず.これではどっちが正統かわからない.結局,第一セットは海賊バレー部のものとなった.
一方,私たち傍観者は第一セット終了時点ですでに勝敗が見えていたこともあって試合から興味を失い,「どっか遊びに行こうぜー」などと勝手なことを言っているのであった.




……というところで目が覚めた.以上,昨晩の夢でした.
ここ数ヶ月ほど,なぜかストーリー仕立ての夢を見ることが多い.しかも,目が覚めようかというときにタイミングよくストーリーの区切りを迎えることが多々ある.これはこれでちょっと楽しいのだが,寝る前に見たTVや読んだ漫画の内容がダイレクトに反映されることがよくあり,自分の精神構造の安直さに起床してから1人赤面することもまた多々ある.
ちなみに,私は高校時代は帰宅部だった.何でバレー部がでてくるのかは自分ではよくわからない.しかも海賊バレー.うーん,やっぱり恥ずかしい.