ちょっと迷ったけど断言してしまおう.これは傑作なり.
- 出版社/メーカー: アルケミスト
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: Video Game
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
俗にいうアドベンチャーパートとアクションパートを交互にプレイしながら進めていくタイプのゲームなんだけど,そのどちらも出来が素晴らしくいい.それぞれが単体でリリースされていたとしてもおかしくないくらい.
アドベンチャーパートはシナリオをクリアするごとにちょっとずつ謎が解けていく仕掛けになっていて先が気になる作り.アクションパートも多種多様な武器を使って軽快に楽しめて飽きが来ない.そのへんの3Dアクションゲームよりもずっと遊べる.
特筆すべきは悪役の存在感がすごいこと.通常この手のゲームだと悪人の扱いはえらくぞんざい,あるいはまったく出てこないことが多い.しかしこのソフトでは悪役がきちんと悪役らしい嫌なオーラを発しながら,それでいて非常に魅力のあるキャラクターに仕立てられている.シナリオもさることながら,この点にいちばん感心した.こんなゲームはみたことない.
脳死した人間がかなりの時間が経過したのちに無傷で生き返るといったシナリオの一部欠陥,アクションパートにおいて技が暴発しやすい,処理落ちが激しいなど
ということで文句なしにお勧めしときます.DC版は独自要素があまりないみたいなので,これから買うならWindows版(ASIN:B0001006R6)か3月に発売されるPS2版(ASIN:B0007CVYPG)がいいかと思います*2.
たまにこういうのに出会えるからエロゲ*3をやめるわけにはいかないんだなあ.