秋月ひろ 『落花流水 花落知多少 〜花 落つること 知る 多少〜』 (芳文社KR文庫)

落花流水―花落知多少 (芳文社KR文庫 5-1)

落花流水―花落知多少 (芳文社KR文庫 5-1)

軽い.そして百合.いわばライト・百合・ノベル.まあそういう意味では原作に忠実で,それが嫌いではない自分なのだけど,いざ小説になってみると軽さばっかりが目立つなあ.どこかで見たような軽めの百合シチュの集合体.原作ならではの部分がほとんど無かった気がする.文体もあまり癖がなく没個性に拍車をかけているけど過去2ヶ月の KR文庫が決して読みやすいとはいえないものだったこともありこれはこれで.得るものはこれといってなかったけどストレスなくイージーリーディング出来たし,悪くはなかったと思う.